ふくろう茶房のライちゃん
小学校中学年くらいから読めそうです。
物語ではなく、実際にあるご家族のお話です。
4年生のひかるの家で、ふくろうがペットとして迎えられました。
ひかるは、ひとつの命を責任をもって大事に育てることや、ふくろうカフェを開くという経験からいろいろなことを学びます。
生き物をえさとして与える経験から「命をいただく」ということ。
店を開くのに勉強して資格を得ることや、お客さんに喜んでもらえるよう工夫をすることなど、たくさんの努力がいること。
また、ひかるのお母さんが東日本大震災の被災地である気仙沼出身であることから、被災地を訪れた時の様子や思いも描かれています。
あとがきも含め全96ページで文量も少なく、読みやすそうですが、「なるほど」と思うエピソードがたくさんつまっているので、すらすらと読めて、感じることがたくさんあるのではないかと思います。