ルミ姉ブログ

聖徳大学司書課程の歩み&おすすめ本&暮らしのこと

ぼくの夏休み革命

面白くて一気に読めました!

夏休みのある日、5年生の主人公誠也が自転車で大転倒するところから始まります。最初から何かが起こりそうな予感で、一気に引き込まれした。

その後、近所の謎のゴミ屋敷を見て、誠也が自分の部屋を片付け始める様子は、まるで「断捨離」・・・読んでいるこちらも片付けをしたくなるような衝動にかられます。

そして誠也のお母さんが夏休み中おじいちゃんのお世話で不在となり、お父さんと誠也で協力して家事をこなしていきます。

お父さんは、ハウスクリーニングの事業を立ち上げ、誠也とゴミ屋敷の清掃にあたります。宿主のおじさんは必要なもの、不要なものを選別し、最終的に綺麗になった家で亡くなった家族の思い出のアルバムを見つけます。

夏休みが終わる頃の様子は、一回り成長した誠也を感じるでしょう。

勉強や習い事で時間のない夏休みを過ごす子供たちに、わくわくするような夏休みのお話を読んでもらいたいなと思いました。

ほぼ一文ごとに改行されていてすらすら読めます。夏休みの感想文にとても良い本なのですが…2010年出版の本で、新刊は入手するのは難しいのでしょうか。中古や図書館などでぜひ手に取って欲しいです。